懐中時計の修理代

懐中時計の修理代

机の引き出しに10年以上入っていた父親の形見の懐中時計があった。
この師走に急に何を思い立ったか、時計修理に出した。
貝のように閉じた裏蓋を開けて点検してもらった。

機械は錆びてなかった。
ただゼンマイが切れているとのことだった。
ゼンマイの取り換えとオーバーホールをお願いした。  

一週間後に取りに行った。
懐中時計を手にすると正確に時を刻んでいた。
ゼンマイは1日で伸びてしまうから、毎日時間を決めてゆっくり巻いてくださいねと念を押された。

修理代は11000円だった。
高いのか安いのかよくわからないが、元気に動いているから良しとした。  

この懐中時計は父親が国鉄に勤めていた時に使っていたものだ。
すでに骨董品に入るような時計だが精巧に動いている。

鉄道員は時刻が命であるから、この時計はその役目を果たしてきたわけだ。
父が使わなくなって、そのままお蔵入りとなっていた。
その間に父もなくなり、父の形見の品の1つになった。  

物は大事に使うことが大切だと思う。
あらゆるものには命が宿っていると考えて大切に使うべきだ。

丁寧な優しい使い方をすれば、物の寿命は2倍にも3倍にもなるし、お金に困ったら買取に出すこともできる。

参考:時計買取.jp

この形見の懐中時計はまだまだ何年も使えそうだ。
仕組みが簡単であるだけに、壊れても直しやすい。

デジタル式などでは諦めて捨てる以外ない。
其の点アナログ式は修理がきくからありがたい。