浜松市中区にある「りょうま屋」。
ガラス張りの外観は一見お洒落なカフェ風ですが、中を覗いてみるとカラフルなレコードジャケットが壁一面にディスプレイされて、さながらアメリカの雑貨屋さん、といった感じです。
マスターもかなり個性的で、海外では黒人と中国人のハーフに間違われる国籍不明の小さくて太めのオジサンです。
このマスターの個性が強烈で、まさにりょうま屋は趣味の店。店内の音楽はブルースオンリーで、完全にマスターのチョイスした曲が流れています。
そんな国籍不明のマスターがつくる九州名物のチキン南蛮が絶品です。
オリジナルは鶏胸の一枚肉をフォークとナイフで切り分けながら食べるらしいのですが、りょうま屋のチキン南蛮は、お酒のツマミとして食べやすいように、一口大のサイズになってます。
一人でくるお客さんどうしが仲良くなれるのも、マスターの人柄のなせる業でしょうか。常連さんばかりでなく、初めてくる人にもとてもフレンドリーに接してくれます。
一応、居酒屋さんという触れ込みなのでお酒を飲んでいるお客さんがほとんどですが、仕事帰りに若い女の子が一人でチキン南蛮を食べに来て、マスターに人生相談や仕事のグチを聞いてもらってる、という光景をよくみかけます。